身寄りのなし問題 3大課題

各論(論点となるキーワード)

1.医療同意

なぜ医療側は頑なに医療同意にこだわるのか?

医療側の過剰なリスクマネジメントではないか
施設職員、後見人、ケアマネ、20年も会っていない甥の医療同意になんの意味があるのだろうか。
医療は最善の方法を。病院の倫理委員会。
ACP(人生会議)
医的侵襲を伴う医療行為の同意の意義
医療を受けることに関する決定権は,医療を受ける者が有している。予め意思表明しておく必要がある。
意思決定支援
今後は支援者は意思決定支援が重要になる。機械的に同意書作成させるようにならないように。

2. 金銭担保

病院、施設、大家が取りっぱぐれないために。

成年後見人
身寄りのなし問題の強い味方。第三者成年後見人。危なかしい親族より頼りになります。
預かり金、クレジットカード
病院や介護施設も預かり金やクレジットカードを活用してはどうか。事務的に煩雑かもしれないが取りこぼし防止にはなる。
家賃保証会社契約
デメリットはお金がかかる、取り立てが厳しい?

3. 死後事務

法的には身寄りなしの葬儀は自治体の責任

埋葬法、葬祭扶助
法律で身寄りなしの葬儀は自治体が行うことになっているが「身寄りなし」の法的定義がないため自治体のさじ加減になっているかも。運用面の問題。
葬儀屋と生前契約
葬儀屋と生前契約が望ましいがキチンと履行されているか誰も確認できないのが問題か?
焼き切り、お墓問題。
お骨を残さないように焼き切る場合もあると聞いた。焼き切れず残ったお骨は一般ゴミとして処分…人生の最後がゴミとは切ない。

研究会として…

  • 県内各地で定期的勉強会を開催し、身寄りなし対応力の底上げ。受けて立つ支援者を増やす!
  • 身寄りなし問題対応ガイドラインの作成。
  •  勉強会や社会福祉士会などの職能団体とコラボして相談窓口設置。

研究会への会員登録について

須貝代表に「会員になりたいです」と言うだけです。会費はありません。勉強会も基本無料か100円程度。

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